こんにちは!大井のリフォームの高野尾です
高齢化が進む昨今、家の中での事故が多発
しているのはご存知でしょうか?
東京消防庁の「救急搬送データ(平成30年)」によると
日常生活における事故の約6割はころぶ事故という調査結果がでています?
これは搬送された原因の中で最も多く、大半が家の中で起きているのです…
年齢が上がるにつれ、筋力が低下し、歩く、立ち上がる、階段を昇るといったちょっとした動作も徐々に
バランスをとるのが難しくなってきますが、そんな時にふと支えになる手すりが設置してあると
現実的にも精神的にも安心するものです?
そこで、どんな場所に手すりが設置してあると
普段の生活に役立っていくかということを書いていきます?✨
① 階段
皆さん、手すりの設置というとまず最初に階段を思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか
階段は下るときにバランスを崩し転落事故が多いと言われています?
なので、下る時に利き手側の壁に手すりは設置しましょう?
また、階段の段鼻から75㎝~80㎝の高さに設置します
※段鼻とは階段踏み面の先端部分
② 廊下
廊下の手すりは部屋から部屋へ移動する際に
非常に重要な設置場所となります?
ポイントは手すりから手すりへの空き距離が90㎝以内になるようにしましょう!
そうすることによって、安定した姿勢で移動することができます
高さは床から75㎝~80㎝の位置に設置します
③ 玄関
玄関は靴の履き替えなど体の重心を移動させる動作が多い場所です
手すりがあれば体を支え、玄関框を安定して上り下りできます
原則は、上がりがまち段差の真上に縦手すりを設置します
高さは75㎝~80㎝の位置です?
ここまで、設置する高さについて書いてきましたが
設置位置の高さ75㎝~80㎝というのは
大腿骨大転子の高さが目安となっています
リウマチの症状がある場合は手すりを指先で
掴むことが難しくなってくるので、肘を手すりにのせて
体を支える為、設置する高さが変わってきます
④トイレ
毎日数回は使用するトイレ?
トイレは立ち上がり時にバランスを崩しやすい場所
なので手すりがあると役立ちます✨
形は今までのものとは違いL型の手すりを設置します
これは縦向きの手すりを握れば体を起こして立ち上がりやすくなり
立ち上がった後は横向きの手すりを握って体を支えて体勢を整えることが出来るからです?
下の図の位置を目安に設置します
5浴室
入り口から始まり、椅子からの立ち上がり、浴槽への出入りなど
動きが多い浴槽の手すりは利用される方の普段入浴される時の動きによって
必要な場所が変わるので慎重に吟味する必要があります?
というのも、設置したのはいいものの可動域が狭くなり以前より
スムーズに移動できなくなる場合があるのでぜひご相談ください?
以上の箇所が基本的な手すりの設置箇所となります⭐️
補足ですが手すりの棒は
階段、廊下などの手を滑らせながら移動する棒は
ハンドルレールというもので、直径32㎜~36㎜のものを使用します
浴室やトイレなどで体の上下移動を行う際にしっかりと握って使用する棒は
クラブバーというもので、直径28㎜~32㎜ものもを使用します
材質も様々で、手すりといっても奥が深いのです?
手すり一カ所からでも工事可能なので、気になる方は
お気軽にお問合せくださいね✨